令和6年度の第1回松塾は、46日(土)午前10時から、東京神田の都師会会館3階会議室で開催します。Zoomでも公開します。

講師は、都師会学術顧問の松田博公先生。講義タイトルは「『素問』宝命全形論篇の「治神」解釈と臨床像について」です。

今回の松塾は、ひさしぶりに『黄帝内経』の読解をします。『素問』宝命全形論篇は「治神」こそ、鍼灸師にとって最も大事な眼目だと宣言しています。にもかかわらず、それが何を指すのか、今も定論はないのです。

唐代の楊上善、王冰の注釈から現代の中医学まで40の文献を考察し、宝命全形論篇の文脈に照らして正しい解釈を探り、現代の鍼灸術および鍼灸師の生き方にとって意味するものを考えます。

この講義で、『黄帝内経』の解釈には様々な違いがあり、現代の注釈者は言うまでももなく、唐代や明、清代の注釈者も漢代の古代思想を理解できているとは限らないことが分かります。同様な研究は、これまで中国にも日本にもありませんでした。

参加ご希望の方は、都師会事務局へお申し込み下さい。

toshikai8811@ybb.ne.jp

ZoomURLは、決定次第、メールでお知らせします。

Zoom参加費は無料。会場参加費は、都師会会員以外は500円です。